放射線科・脳血管内治療科

当院の放射線科は、常勤医師2名、非常勤医師9名、診療放射線技師16名、事務員1名、非常勤事務1名で構成されている。非常勤医師を含めた放射線科専門医11名で画像診断および心臓領域を除く血管造影とインターベンショナルラジオロジー(IVR:血管内治療)を担当している。
スタッフ
医師名 | 認定資格 | その他 |
---|---|---|
![]() 高山 勝年 |
奈良県立医科大学 放射線科 臨床教授 日本脳神経血管内治療学会指導医 日本放射線学会専門医 米国脳神経血管内治療学会認定医 日本IVR学会専門医 日本脈管学会認定脈管専門医 |
学術業績![]() 学会活動(2017年) ![]() |
![]() 和田 敬 |
放射線診断専門医 日本IVR学会専門医 日本脳神経血管内治療学会専門医 日本脳神経血管内治療学会指導医 |
診療内容
CT、MRI、血管造影(DSA)を中心とした画像診断および、IVR(血管内治療)を行なっている。脳神経IVRは頚動脈狭窄症に対するステント留置術、脳動脈瘤コイル塞栓術、脳動静脈奇形や脳腫瘍に対する塞栓術、急性脳動脈閉塞に対する血栓溶解療法、鎖骨下動脈狭窄症に対するステント留置術などの治療を行なっている。脳神経IVRは脳神経センターとして脳神経外科と同じチームで診療を行っている。末梢血管IVRとして腎動脈狭窄症に対するステント留置術、下肢閉塞性動脈硬化症に対するステント留置術は脳血管内治療科が窓口となり、外来診察、入院管理を行っている。腹部領域のIVRおよび透析シャントに対するIVRは、直接の外来診察や入院管理は行っていない。
各種画像診断の適応、優先順位、IVRの可否などについては各診療科と十分な検討を行い、効率的な総合画像診断と治療を心がけている。ドックおよび検診の単純X線フィルムの一般撮影および、他病院で撮影されたMRI・CTの読影も行なっている。
診療実績(2015年7月~2016年6月)
1.脳神経IVR
頚動脈ステント留置術 | 26件 |
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未破裂脳動脈瘤コイル塞栓術 | 12件 |
破裂脳動脈瘤コイル塞栓術 | 5件 |
脳動静脈奇形塞栓術 | 1件 |
脳腫瘍術前塞栓術 | 1件 |
急性脳動脈閉塞血栓回収術 | 5件 |
頭蓋内動脈狭窄血管拡張術 | 2件 |
鎖骨下動脈ステント留置術 | 5件 |
椎骨動脈ステント留置術 | 5件 |
口唇血管に対する経皮的硬化療法 | 1件 |
合計 | 63件 |
2.末梢血管IVR
下肢閉塞性動脈硬化症 | 364件 |
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腎動脈ステント留置術 | 6件 |
透析シャントPTA | 17件 |
突発性腹直筋内出血に対する塞栓術 | 1件 |
合計 | 388件 |
3.腹部IVR
肝癌に対する動脈塞栓術 | 37件 |
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肝癌に対するワンショット動注 | 2件 |
リザーバー留置 | 2件 |
膵炎動注カテーテル留置 | 2件 |
合計 | 43件 |
4.読影
CT | 11,956件 |
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MRI | 5,885件 |
消化管X線検査 | 28件 |
マンモグラフィー | 236件 |
胸部健診 | 1,903件 |